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ICU部門

集中治療(ICU)部門

ICU部門は集中治療専門医2名を含めた専任スタッフが,重症患者の全身管理を行っている。麻酔科医がベットコントロールし、呼吸・循環管理を中心とした全身管理を行う、いわゆる"semi-cloesed"ICUとして4階手術室に隣接した6床で運用開始、2016年7月からは救命新棟2階に移動、2017年4月からは16床での運用を開始、20床フルオープンを目指している。入室症例は年々増加し、2016年は800症例を超える症例の集中治療を行った。入室症例の約9割は術後症例だが、内科重症例にも柔軟に対応している。当院は総合周産期母子医療センターであるため,重症妊婦症例も多く、産科麻酔科チームとも協力して質の高い周産期医療にも寄与している。

既に紹介されたように、手術室麻酔、ペインクリニック、産科麻酔科に加えて、麻酔科が管理する集中治療(ICU)部門があることが総合医療センター麻酔科の大きな特徴の1つである。麻酔科が管理している集中治療室は以外と少ない。周術期を通じた一環した全身管理を行える環境が当院にはある。

特徴

周術期を通した一貫した麻酔管理により集中治療の基礎知識を習得 / 豊富な研修コースによる心肺蘇生教育に注力

麻酔科メンバーとしては、集中治療専門医の小山 薫(診療部長)、加藤 崇央に加え、麻酔科スタッフが交代で24時間体制で勤務している。当ICUでは、麻酔科、主治医、看護スタッフ、腎臓内科(持続血液濾過透析、エンドトキシン吸着、血漿交換)等の関連診療科、臨床工学技士がチームで重症患者の治療を行っている。

集中治療専従を目指さない場合でも、術後も視野に入れたより良い術中麻酔管理、全身管理の基礎、急変時の対処方法等、明日からの臨床に結びついた臨床能力が自然に身に付く研修部門として当ICUを活用してもらうべく、スタッフ一同、さらなるレベルアップを目指している。

入室患者は心臓外科等の大手術後、術前合併症を有する患者等、外科術後症例が多いが、院内外の急変患者、呼吸不全、循環不全、急性腎不全、重症妊婦等も柔軟に受け入れている。年間入室患者数は年々増加し、800症例を越え、ICU増床によりさらなる増加が見込まれている。術前~術中管理に引き続いて術後管理を行うことにより、周術期を通した一貫した麻酔管理に携わることになる。麻酔科研修中においては、人工呼吸管理、循環管理、疼痛管理、血液浄化療法等を含めた集中治療の基礎知識を習得することを到達目標としている。当ICUは集中治療医学会研修認定施設であり、集中治療専門医取得の道も開かれている。



教育・研修について見る

当ICUでは、患者急変への備えとしての心肺蘇生教育にも力を注いでおり、院内講習会に加え、アメリカ心臓病協会認定コース(AHA認定BLS、ACLS、PALS)も定期的に開催している。毎年4月第1土曜日は新初期研修医を対象としたAHA-BLSコースを開催している。麻酔科後期研修医には研修早期にACLS、PALSコースを受講する。希望者は病院前外傷学セミナー(JPTEC)、各種インストラクターコースの受講も可能である。

スタッフ紹介

診療科長・教授 小山 薫

小山 薫
Kaoru KOYAMA

診療科長・教授 日本麻酔科学会 指導医
麻酔科学 麻酔科標榜医
集中治療学 日本麻酔科学会 代議員
疼痛治療学 日本集中治療医学会 専門医
日本集中治療医学会 評議員
日本ペインクリニック学会 専門医
日本心臓血管麻酔学会 暫定専門医
日本心臓血管麻酔学会 評議員
日本ACLS協会 BLS,ACLS,PALSファカルティ
JPTECインストラクター

当院麻酔科では、手術室麻酔のみならず、集中治療、ペインクリニック、産科麻酔、心臓麻酔等で幅広く全身管理を学ぶことが出来ます.集中治療室を麻酔科が運営している施設をいざ探してみると、びっくりするくらい少ないことに気がつくと思います.さらにフルタイムでの産科麻酔を行っている麻酔科は殆どないと言っても過言ではありません.
医局の雰囲気も良く、リーニュアルされた医局は最適な学習環境を提供します.当院麻酔科で五感を活かした広い視野から全身管理の出来る、優れた臨床医を目指しませんか?